夜勤明けで

一眠りしたあと、わが愛車ビール号にて
ひとっ走りしようと思い立ってサドルにまたがった。
目指すは多摩湖自転車道
夏のぼんやりとした夜を多摩湖まで行くのだ、
と勇んで出かけて見たものの、
入り口に到着してみて萎えた。
あまりにもひと気がすくなく、薄暗いその道は
行く先が多摩湖なんかではなくとんでもないどこかへと
続くかのように思われた。
無理はしない、をモットーに
さっさと踵を返して家に戻った。
明るい時にもう一度・・・