高い所が苦手にも関わらず


お台場の観覧車に乗ってきたよ!
風がなかなか強くて、ゴンドラが結構揺れて
いつも以上に景色を楽しむ余裕が全くございませんでした。

目線を水平に保ち、遠くを見つめ、高さを意識しないようにする。
とは言っても、ゴンドラが揺れ、否応なしに観覧車に乗っている事を
思い出させられ、耐え切れずに目をつぶる。
ぎゅっと握られた拳は汗でじくじくになり、
靴の中も水溜りにはまった後かのようにぐじぐじになる。
隙間から入ってくる風が体全体にまとわり付くように唸る。
ゴンドラ内に響く観光のアナウンスが頂上に到達したことを
わざわざ教えてくれる。
緊張の頂点を迎えるとともに、この体験あと半分の時間で終わることに対して
緊張がわずかながらも解け始めようかという時、
またもやゴンドラが大きく揺れる。
やはり目は開けられない。
鼻の頭がむず痒いが、両手は固く握られているので掻くこともできない。